普通二輪免許を取ろう!普通二輪免許の技能教習内容

普通二輪免許を取ろう!普通二輪免許の技能教習内容

普通二輪免許の技能教習内容

1.服装のチェック

ヘルメット

ヘルメットを選ぶときはPSCマークやGSマークが入った規格品を選びましょう。

ヘルメットについてはほとんどの教習所で貸してくれるので、なくてもなんとかなります。

教習所に入校したら確認してみましょう。

 

上着

季節によってシャツ着たりジャケット着たりしますが、二輪教習の服装は基本は長袖です。

舗装路での転倒をすると、結構なスリ傷になったりしますから。

 

パンツ

パンツもライディング用のものがあればそれにこしたことはありません。

ジーパンやカーゴパンツで十分です。そしてやっぱり生地が丈夫なものを選びましょう。

なるべく腰や膝を曲げてもゆとりのあるものを選びましょう。

バイクの乗車姿勢は足を曲げた状態が長時間続きます。

 

くるぶしが出てなくて、そして足首がしっかりホールドされていればいいですね。

ソールがしっかりしたブーツを使うことをオススメします。

 

グローブ

グローブについてはライディング用のしっかりしたものを選びましょう。

グローブって使ってるうちにその人の手の形になじんできます。

腕の力みを取るコツは、ジャストサイズのグローブを着けることです。

 

プロテクター

最後にプロテクターです。これについては自分でそろえなくても大丈夫。教習所で貸してくれます。

そしてこれをつけないと教習を受けさせてくれません。

 

2.バイクの取扱い

バイクに体を寄せる

バイクに接している部分が多くなるほど一体感は増して、取り回しがやりやすくなります。

自分のほうに少しだけバイクを傾けて、腰をシートやタンクに当てると安心ですね。

 

行きたい方向に体を向ける

前進するときは当然、体を正面に向けますよね。

同じように右や左へ曲がりたいなら、それぞれの方向に体を向けます。

こうすることで、バイクの動きに無理なく追従できます。

 

重力を利用する

たとえば坂道なら下り方向に押せば楽ですし、

平地で押すときも自分の体重を利用すると、重いバイクも意外なほど楽に動かせますよ!

 

3.バイクの取り回し

前進しているときの取り回しで倒さないコツ

バイクがまず前進しているときの取り回しですが、倒れそうというように感じるときも出てくるかと思います。

・このときにはなるべく早くに倒れそうな方向にハンドルを切る
・バックしているときには倒れそうな方向と逆にハンドルを切る

というようにします。

このようなハンドル操作による取り回しによってバイクは起きるようになるので倒さなくても済むようになります。

 

停止しているときの取り回しでの倒さないコツ

このときの取り回しのコツは倒れそうと感じたときに

・バイクの下に膝を入れる
・バイクの下の腰を入れる

というようにしていきます。

 

この状態でバイクを倒さないようにして、後からバイクを起こしていくようにしていきます。

これらの取り回しの方法はバイクが体側に倒れてくるときのものですが、

逆にバイクが体のあるほうと逆の方向に倒れそうになることもあります。

 

このときにはバイクの下の体の一部を入れていくことはできませんが、

・腰をできるだけ早く引く
・体が「く」の字になった状態にする
・この状態でバイクを引き倒れることを避ける

というようにします。

 

反射神経を必要とするので難しいですが、少し練習すると慣れるようになって、

実際にバイクが向こう側に倒れそうになっても反応できるようになります。

 

このときに足を開き踏ん張ろうとする人も多いのですが、逆効果で一緒に向こう側に体ごと倒れることは多いと思います。

この方法はサイドスタンドを立てた状態で練習していくと怪我やバイクの故障なく練習できるようになります。

 

乗るときの倒さない取り回し

特に初心者の場合、バイクに乗るときに一時的に片足しかつかないようになるので倒れそうになるということがあります。

このバイクに乗るときに倒れそうになる多くの原因というのは視線が近いというものです。

 

走行中もそうですが、視線が近いと安定感を損なうので、乗るときに片足になるときも視線は遠くに持っていきましょう。

そうすればバイクを倒すことを避けることができるようになります。

 

バックさせるときの倒さない取り回しのコツ

また駐車場などの形状によってはバイクをバックさせるような取り回しが必要なこともあります。

これもいくつか方法はあるのですが、よく採用されているのが

・左手は左ハンドルを持つ
・右手でシートあたりを持ち押す

というような取り回しだと思います。

 

4.バイクの引き起こし

転倒した場合などに必要な引き起こしが必要です。数パターンの起こし方があります。

 

参考動画

 

5.バイクの基本操作

着座の基本姿勢、アクセルグリップ、フロントブレーキ、クラッチレバー、

リアブレーキペダル、チェンジペダル、エンジン始動・停止などを学びます。

 

6.運転装置の名称

バイクを操作する上で各装置や計器類などの装置を覚えます。

 

7.発進から停止まで

またがるまでの方法

1つめの手順として、バイクの左側に立ちます。

日本が左側通行ということもありますが、全てのバイクのサイドスタンドは左側についているので左側からバイクを立てる必要があります。

これは世界共通のスタイルです。

 

2つめの手順はバイクの後方を目視で確認します。

目で見るのは当たり前ですが、後ろを向いたことがヘルメットの動きによって分かるくらい、しっかりと後方を確認しましょう。

 

3つめの手順はハンドルに両手をかけ、右手でブレーキを握ります。

サイドスタンドを右足で跳ね上げ、バイクを立てます。

そして、もう一度後方を振り返って確認し、右足を振り上げてバイクにまたがります。

 

エンジン始動まで

左右のミラーを調整し、後方確認ができるかどうかを確かめます。

この時は、左足を地面に着けて、バイクを支えます。

右足はブレーキペダルを踏み、バイクが動かないようにします。

 

シフトチェンジ以外では左足着地が基本です。

そして、ハンドル中心部にあるメインキーを右に回し、電源を入れます。

右手でエンジンスタートボタンを押すとエンジンが始動します。

始動前にチョークを引く必要のある車種もありますので気をつけてください。

 

半クラを使って発進

まず停止している状態からアクセルじわりと開けていき、クラッチレバーを徐々に離し、半クラをつなぎます。

バイクがゆっくりと動き出せば成功です。

 

動き出してから、もう一度クラッチレバーを握っても惰性でバイクが進むようなスピードがあればクラッチレバーを離しても大丈夫です。

エンストしてしまうというのは、エンジンを十分に回してなくてバイクを押し出す力が十分に出せない状態のことを指します。

 

停止しているところから、バイクを発進させるのはエンジンにとってかなり力を出さないといけない状態です。

そこで半クラが登場します。

 

バイクを押し出したことでスピードにのってくるとエンジンはスタートよりも軽い力でバイクを押し出せます。

発進後は勢いがついているのを確認すれば、クラッチレバーから手を放しても大丈夫です。

 

そしてもう1点は、半クラにあわせてアクセルを開けることです。

大型のバイクであればアイドリング状態でもクラッチを慎重に繋げば発進はできます。

 

しかし、普通自動二輪車ではアイドリング状態での半クラは、エンジンの負荷が大きいため、

発進できずにはエンストしてしまう可能性が高いです。

 

発進する時には回転数が低くならないよう、少しアクセルを開ける必要があります。

エンジン回転数は2000回転程度あれば十分です。

 

車種にもよりますがそのぐらい回せば、エンストせずにバイクは発進できるはずです。

あとは1速であまり引っ張らずにタイミングよくシフトアップしていきましょう。

 

参考動画

 

8.速度の調節

加速や減速のチェンジ、カーブの通過など、エンジン音や振動・速度計などから適切に判断してギアチェンジを使う練習です。

 

参考動画

 

9.進路変更

走行帯は四輪車が通れる広い幅となっており、二輪車には広く見えます。

そのため右端から左端までの走行ポジションを状況に応じて使い分けることが、

二輪車ならではの大きな走行テクニックのひとつともなります。

 

二輪車の走行ポジション

走行ポジションはつねに、安全かつ素早く停止できる状況を確保するためにも、

自分が見やすいだけでなく相手に見られやすい車間距離、側方感覚が大切となります。

 

二輪車は四輪車から見落とされたり距離感を正しく判断できない場合が多いため、それも考慮した意識が重要です。

 

車の流れを把握し、一人だけ早すぎたり遅すぎたりせず前方の車との車間距離を十分にとり、

維持するのが最も安全な走行ポジションです。

 

互いの死角についても理解し、四輪車の後ろの死角に入らないようにするのはもちろんですが、

自分の視界に後続車が入らないようにすることも必要になります。

 

互いの距離を十分安全にとっていれば、死角がうまれるということは無いため、近すぎないに越したことはありません。

ただ車間距離を極端に開けすぎても間に車両が割り込んできたり無理な追い抜きをかけられる可能性もあるので、

公道での的確な車間距離は慣れが必要になります。

 

二輪車の進路変更

車線変更や前方の障害物等を避けるために進路変更を行う場合は、速めに周囲の安全を見極め、

余裕を持ってウインカーによる合図を出して周囲に石を伝えます。

 

また進路変更は極端な加速や無駄なバンクで勢いよく行うことなく、緩やかにスムーズに行いましょう。

 

進路変更はまず安全確認から入ります!

 

安全確認はミラーによる確認と、自分の頭を向けての目視確認の両方を行います。

目視ではミラーでは見えない死角の確認をとるためで、

ミラーでは確認したものの移らなかったすぐそばの車両に気がつかずに接触してしまう事故を防ぐことができます。

 

ただし目視確認は視線を前方から移してしまうため、前方不注意やバランスを失う可能性もあるので素早く行います。

あんぜん確認後はウインカーを出し、目安は行動に移る3秒前ですが、それよりも早くても悪いことはありません。

 

その後再び安全確認を行い行動に移り、合図を停止します。

 

参考動画

 

 

10.交差点の通行

交差点の直進

交差点の進入は信号があったとしても、周囲に危険が無いかを頭で考えつつ進入することが

二輪車だけでなく四輪車も共通のポイントです。

 

ただし二輪車の場合はスピードが出しやすく、またスピード感覚を対向車から正しく認識されないこともあるため、

二輪車の方が危険に対する注意力を必要とします。

 

交差点の直進手順

交差点に接近したら、まずは交差点の規模や形状、見通しなどを把握し、

前方の交通状況に応じてはスピードを落として近づきます。

 

ただし極端なブレーキングによるスピード低下は後続に迷惑をかけ交通の流れを乱す恐れがあるため控えます。

もちろん、前方の信号が黄色や赤色はしっかりとブレーキをかけて停止します。

 

交差点にさらに接近したら、たとえ青信号だとしても交差する道路から信号無視車両が無いか、

歩行者や自転車等の飛び出す可能性は無いかを十分に注意し、交差点に進入します。

 

また前方車両が左折のため急激なスピードダウンをしないか、

対向右折車が自分の前に行動に移らないか、などもよく注意します。

 

そのような可能性がある場合は、万が一に備えて衝突や接触を起こさないよう、ブレーキや危険回避に移る準備をしておきます。

 

ただ、やはりこの場合であっても、万が一に備えてあらかじめ大きくブレーキをかけてしまうことは後続トラブルとなるので、

あくまでも緊急行動に移れる心構えを持つことが必要となります。

 

 

直進の注意点

交差点直進の注意点は先に述べたように、青信号だからといって安心しすぎないことです。

直進だからと油断せず、「ひょっとしたら……」という気持ちを交差点進入の際に常に持っておくことです。

 

また、前方左折車や対向右折車がウインカーを出さずに行動に出てしまう場合もあることを忘れないようにしましょう。

 

ウインカーだけに注意を持たず、前方車両のブレーキング、対向の右折レーンにいる車など、

可能性のあるものには全て注意を払います。

 

歩行者や自転車についても同じで、

前方注意不足であったりスピードを出して交差点に近づいている自転車が眼に入れば、渡ってくる可能性があると注意します。

 

交差点の右折手順

右折をする場合は、右折待ちにも備えて止まれるように速度を調整して近づき、同時に交差点の規模や見通しなども把握します。

右折レーンがある場合はその車線まで車線変更をあらかじめ行っておきます。

 

右折レーンが無くとも、片側2車線以上の場合は右端まで移る必要があり、前もって行動しておかなければなりません。

交差点に近づきすぎてしまったり、車線変更のタイミングが中々つかめないという場合は、

無理な車線変更はやめて右折を諦めるくらいの気持ちも必要です。

 

右折に移る場合は、交差点手前約30メートルからウインカーによる右折合図を開始します。

対向車や歩行者などの障害が無い場合は、交差点に進入してすぐに右折に移ることが可能ですが、

少しでもスムーズな右折が難しい状況であれば、交差点内で停止し、タイミングを待ちます。

 

右折のラインは交差点の中心のすぐ内側を走行し、右折後は車線の左端へと移ります。

右折中も急な歩行者などの飛び出しの可能性があるため、

行動を終えるまで注意を怠らず、すぐに停止行動に移れるよう徐行速度で進みます。

 

右折の注意点

右折の注意点としてはまず、交差点に近づくまでにあらかじめ右折に備えてスムーズに右側車線に移っておくことです。

片側2車線以上の道となると、右側の車線速度は速く、急な車線変更が難しいのです。

 

次の交差点を右折する意思がある時は、それに備えて車線変更を済ませておきます。

車線変更後はその車線の速度に合わせて走ります。

片側1車線の場合は車線変更の必要はありませんが、左端から右端へと前もって移動しておきます。

 

交差点手前で急に移動すると、後続が無理な追い抜きをかけようとしていた場合に接触したり衝突する可能性を高めてしまいます。

交差点内で右折待ちをする場合は、後続車両の直進や左折に迷惑をかけないような位置で停止し、

また対向車と接触しそうなほど前に出ないようにも気をつけます。

 

右折ラインも正しく取り、先を急いで小回りすると交差車両や歩行者との接触する可能性が高まり、

大回りでは対向車、特に右折しようとしている車に迷惑をかけてしまいます。

 

交差点の左折手順

左折する交差点を早めに目視確認し、直進や右折同様に交差点の形式や規模を把握して左折準備をはじめます。

 

ミラーと目視による十分な安全確認を挟んで、ウインカーによる合図を開始し、道路の左端に進路を変更します。

ウインカー開始の目安は30メートル手前で、遅すぎはもちろん、

早すぎても後続車に曲がる場所を正しく知らせられなくなってしまうので、あまりよくありません。

 

片側2車線以上の場合で、左側車線以外を通行している場合は、あらかじめ左側車線にうつり左折に備えておきます。

 

交差点に近づいたら信号や標識、表示を読み取り、黄色信号、赤信号であれば停止を開始します。

青信号であっても、左折行動に対して障害となりえる車両や歩行者が確認できた場合は

停止できるよう、速度を十分に落としておきます。

 

スムーズな通過が可能と判断できても、安全のために過度なスピードでの進入、余計なバンクによる走行は避けます。

 

左折の注意点

左折は右折よりもスムーズに曲がりやすいという気持ちから、歩行者や車両への注意を怠ってしまう可能性があります。

特に左折先の見通しが悪い交差点では、横断歩道に急に歩行者や自転車が現れて接触、転倒してしまうこともあります。

 

また対向に右折待ち車両がいる場合は、相手が二輪の速度を見誤って先に曲がり始める可能性も十分にありえます。

その場合は相手が危険に気がつき止ることが望ましいのですが、無理な運転に対して無理に応えようとはせず、

こちら側が止まることも考えなくてはなりません。

 

カーブ進入速度まで十分に落とし、安全な走行ラインを描くことも大切です。

進入速度を見誤ると大回りとなり危険で、余計なバンクによるスリップ転倒も起こしかねません。

 

またスピードを出して曲がろうと右ふりによる進入を試みると、後続に迷惑をかけるだけでなく事故も起こしかねません。

 

 

11.見通しの悪い交差点の通過

信号以外で何らかの障害物によって遮られた交差点で一時停止における発進や踏切の通過など。

 

参考動画

 

 

12.車両感覚

パイロンで規制された直線を低速で走り、車両バランスや幅を身につけます。

 

 

13.直線狭路コース

幅30cmで長さ15cmの直線コースを普通自動二輪で7秒以上で脱輪をしないよう通過します。

 

 

14.8の字コース

 

①まずはアクセル一定で回る

8の字コースに入ったら、まずはアクセル一定で走ります。もちろんリーンウィズで車体を傾けながらアクセル一定で旋回します。

このとき車体が傾き続けて不安になるけどじっとガマンです。

 

アクセルを閉じなければバイクは倒れないはず(逆に、アクセルを戻すとパタンと倒れる)。

また、ここで怖くなってハンドルを無理にまわすとフラつきます。

バイクはハンドルを回して曲がるんじゃなくて、車体を傾けて曲がる乗り物です。

 

②切り返しポイントが見えてきたらアクセルを開ける

アクセル一定で8の字コースを走っていると、切り返しポイント、つまり車体の傾きを左右にいれかえる場所が近づいてきます。

そうしたらアクセルをジワッと開けて車体をまっすぐに起こしてゆきましょう。

 

アクセルを開けるタイミングについては、視界の中に切り返しポイントが見えてきたら、

ジワッとアクセルを開けはじめ、そこに向かって立ち上がってゆくイメージです。

このときいきなりアクセルをガバッと回す必要はありません。

バイクが立ち上がる程度にジワッとでOKです。スラロームみたいに忙しくする必要はありません。

 

 

③切り返しポイントで車体を反対側に傾ける

切り返しポイントにきて車体がまっすぐ立ったら、一気に反対側に顔向けしつつアクセルをオフにします。

例えば左に旋回しながら立ち上がってきたのなら、今度は右に顔向けします。

そうすることでバイクは右に曲がり始めるんです。

 

④再びアクセル一定、⑤立ち上がり、⑥切り返し・・・・

車体を傾けたらあとはこれまでと同じように、

再びアクセル一定で旋回→切り返しポイントが見えてきたらアクセルを開ける→車体がまっすぐ立ち上がる

→顔を反対側に切りかえつつアクセルオフ→車体が反対側に傾く→アクセルを開けて一定にたもつ・・・・・・と回り続けます。

 

脱出

 

出口が見えたら進入時と同じ要領で、なぐべく曲がりをゆるくしながら脱出しましょう。

視界に出口が入ってきたところでじわっとアクセルを開けます。

そうするとバイクは立ち上がってくるので、切り返しの要領でコース外に出ます。

 

15.S字カーブ

狭路で連続したS字カーブを走行し、内輪差や車体の傾き加減を学びます。

 

16.クランクコース

90℃のコーナーを二つ結んだコースをゆっくり走行します。

角度がきついため正確なライン取りと車体コントロールが必要です。

 

S字とクランクコースの参考動画

 

17.スラローム

 

 

スラロームの基本知識

スラロームとは、二輪免許教習に必ず組み込まれる障害物コースで、正式名称を「進路転換コース」と言います。

スラロームでは、コース上に設置されたパイロンを左右に避けながら蛇行運転を繰り返しますが、

ここでは細かな走行テクニックが求められます。

 

採点の基準について

スラロームでは、大型・中型でそれぞれ採点基準が異なります。

まず、スラロームで目標とされる走行タイムは以下の通りです。

・中型(400cc以下):8秒以内
・大型(401cc以上):7秒以内

二輪免許の卒業検定では、自分の持ち点(100点)に対して

最終的に70点以上を残していれば無事合格とされる、減点方式が採用されています。

減点対象となる行為は中型・大型共通の事項で、主に以下のようなものがあります。

 

・合格タイムの超過・・・・・・・・1秒超過ごとにマイナス5点
・運転姿勢を保てない・・・・・・・マイナス5点
・パイロンに軽度の接触・・・・・・マイナス20点

 

その他、即失格とされてしまう行為もあるので注意してください。

失格行為には、以下のようなものが挙げられます。

・スラロームを通過出来ない
・エンストを起こす
・地面に足をついてしまう
・パイロンに激しく衝突
・コース外れ

これらの採点基準を改めて見直すと、走行タイムの超過は1~3秒程度であれば、合否に深く関わらないことが分かります。

スラロームで最も気を付けるべきポイントとしては、「正しい運転姿勢で無事通過出来るか」にかかっているので、

焦らず落ち着いた走行を心がけましょう。

 

ちなみに、小型二輪免許の取得を考えている方の場合は、教習にスラロームは含まれないので安心してください。

 

スラローム攻略に欠かせない4つのテクニック

スラロームは、ただ闇雲に進路転換をしようとしても決してクリア出来ません。

スラロームを攻略するためには、以下の4つのテクニックを正しく意識するのが重要です。

 

1.アクセルワーク

パイロン通過時に曖昧なアクセルワークをしてしまうと、速度調整が出来ず、ふらつきや足つきの原因となります。

アクセルワークのコツとしては、パイロン横に差し掛かったら“素早く”アクセルを閉じ切る、

パイロンを通過しカーブを迎えたら“素早く”アクセルを開けるように、意識することです。

 

2.目線
行きたい方向に目線を向けることは、バイクの挙動を制するために大切なテクニックです。

人間の体は、目線を大きくずらすとわずかに重心が移動するため、

スラロームのように細かなライン取りが求められる場面では、目線の移動が欠かせません。

目線を取る際のコツは、ちらりと進行方向を見るのではなく、行きたい方向へ首ごとしっかりと向けることです。

 

3.ブレーキング
パイロン通過時にきちんと減速出来ないと、アクセルを開けるタイミングがずれていき、

最終的にリズム感がなく、ぎこちない走行となってしまいます。

 

滑らかでリズムに乗った走行が出来ると走行タイムを大幅に縮められるので、

走行タイムに自信がない方は正しいブレーキングが出来ているか、見直しましょう。

ブレーキングのコツは、パイロン横でアクセルを閉じた際に、“浅く素早く”リアブレーキをかけることです。

これによりバイクのバンクを促して、自然な加速へと繋げます。

 

4.ニーグリップ
一見、蛇行運転に見えるスラロームですが、実はライダーの中心にある重心はそう大きく動いていません。

それでも急なカーブを曲がれているのは、バイクが傾いた際にわずかに切れたステアリングが作用しているからです。

 

このステアリングを自然に発生させるためには腕の力を抜いておくのが前提条件となりますが、

そこで活用すべきテクニックがニーグリップです。

ニーグリップは、体とバイクを一体化させ、腕の力を抜くのに大切なテクニックです。

コツとしては、重心がずれやすいカーブの場面でニーグリップを強く意識することです。

 

 参考動画

 

18.坂道発進

坂道で気をつけたいのは、エンストと、後退です。

1.坂道の途中で停車。このとき、フロント、リア両方のブレーキを使います。(当然ですが、停車時はクラッチレバーも握る。)

2.フロントのブレーキは離し、リアブレーキで停車状態を維持します。

3.2の状態のまま、アクセルを開けます。まだクラッチレバーは握ったままです。

4.ゆっくりクラッチをつなげていきます。

5.リアブレーキをゆっくり離しながら、発進します。

6.上りきったら、下り坂はエンジンブレーキを使いながら、進みます。

後退しないよう後輪ブレーキを踏み、回転をあがてクラッチをつなぎます。

 

参考動画

 

19.急制動

普通自動二輪や大型自動二輪の急制動は、決められた制動開始地点でブレーキを開始して、

・小型自動二輪の場合は8m

・普通・大型自動二輪は11m先の停止位置までに停止させなければいけません。

路面が濡れているような場合は、

・小型自動二輪で11m

・普通・大型自動二輪で14mになります。

また、制動開始地点では小型自動二輪で30㎞/h以上、普通・大型自動二輪で40㎞/h以上の速度を出しておく必要があります。

倒れる、または停止位置を超える場合は検定中止となります。

 

アクセルオフは制動開始地点より前

開始地点で、速度が40㎞/h出ている必要があります。

この時、制動開始地点で目一杯加速して、地点を通過した直後にすぐブレーキングしてしまうと、

ブレーキング直前までスピードメーターに注意をしないといけなくなります。

 

つまり、制動開始地点に合わせて加速して40㎞/hにしようとすると、その地点前に加速を合わせることや、

ブレーキングのタイミング、速度が落ちていないか等を気にしなければなりません。

そして、この時点で40㎞/hに足りないと加速する距離が既にありません。

 

これを回避するには制動開始地点の前の段階で、既に42~45㎞/hを確保し、制動開始地点より前にアクセルを戻します。

こうすれば惰性で入ることが出来て、速度がちょうど40㎞/hになっています。

 

そして制動開始地点ではエンジンブレーキが効いているので、ブレーキ操作だけに集中することが可能です。

制動開始地点前にアクセルオフするならバイク2~3台分前の距離が目安です。

 

ブレーキング

制動開始地点には目印(パイロン)が立っています。

バイクのフロントタイヤがこの目印に差し掛かった時にブレーキングする方が多いかもしれませんが、

これだと実際に体が反応してブレーキングするのは目印より後になってしまいます。

 

少し早いぐらいの地点でブレーキングすれば、停止限界位置で停止しますから、早めにブレーキを掛けることが大切です。

 

車体が前後水平ならバイクは安定するので、

リアブレーキを掛けてフロントブレーキを次に掛けてもフロントのバネも沈んで前後均等になります。

 

前のめりにならずに安定して止めることが出来ます。

フロントブレーキだけだと転倒する可能性が高いので注意しましょう。

逆に、リアブレーキだけだと滑って止まらない恐れがあります。

 

急制動の時の体制

急制動の時はどうしてもライダーの体がバイクより前にいきます。

ライダーは耐えるために腕を突っぱねて慣性に耐えることになります。

 

そうなるとバイクが前のめりとなり最悪、前に投げ出されることもあります。

急制動の時は腕をリラックスしておくほうが良いのですが、難しい場合もあります。

 

体を支える方法は、下半身をバイクに固定して下方に逃がす方法がおすすめです。

ブレーキングの時に前のめりにならず、上半身を起こして下半身に上半身の慣性の力を逃がすことが出来ます。

 

ちなみに、ブレーキはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)があるから

タイヤがロックするのを防ぐだろうと、安易に考えがちですが、

実際はタイヤの回転力を落とすために補助的に付いている機能ですので、便利ですが過信は禁物です。

 

参考動画

 

20.波状路

普通二輪免許では任意教習です!

 

波状路の間隔は決まっている

波状路の段差の間隔は、全国共通で決められています。

波状路の間隔は一番広いところで1.3m、一番狭いところで1.0mですね。
狭いところはドン・ドン・ドンと思ったより簡単に通過できます。

問題なのは、広い区間の1.3mのところなんですよね…

 

この区間は大型二輪車の教習車のホイールベースと長さが同じくらいのため、前後輪がほぼ同時に浮き上がります。

例えばホンダの教習車両のCB750Lは1,505mm、新しいNC750Lは1,520mmです。約1.5mですね。
新しいバイクはホイールベースが長くなったので、同時じゃなく、ちょっとずれるかもしれないですね。

 

参考動画

 

 

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自動車販売連合会の仕事と、自動車教習所のコンピュータシステムに長いこと携わってきました。わりと複雑な自動車免許の取り方を、わかりやすくご説明できればと、このサイトを立ち上げました。多くの方がスムーズに免許を取ることができるように望んでいます。by Kinsan

 

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