自動車運転免許を取ろう!学科教習第二段階7.車に働く力

自動車運転免許を取ろう!学科教習第二段階7.車に働く力

学科教習第二段階7.車に働く力

 

自動車に働く自然の力

安全な運転をするためには、走行中、車に働く自然の力とその運転に与える影響について、
正しい知識を身につけることが必要です。

1.摩擦の力

 

走行中の車は、クラッチを切っても走り続けようとする性質があるため、すくには止まりません。

この車を止めるためには、ブレーキをかけて車輪の回転を止め、タイヤと路面の摩擦抵抗を利用します。そのため、ぬれたアスファルト路面を走るときなどは、摩擦抵抗が小さくなり制動距離が長くなります。

また、高速運転中に急ブレーキをかけると、車輪がロックして路上をすべるので注意しましょう。

 

2.遠心力

自動車がカーブを回ろうとするときには、

自動車の重心に遠心力が働き、自動車はカーブの外側にすべり出そうとします。

このため、荷物の積み方が悪く、重心の位置が高くなったり、片寄ったりすると自動車は倒れやすくなります。遠心力の大きさは、カーブの半径が小さいほど大きくなり、速度の2乗に比例して大きくなります。

 

安全にカーブを回るためには

カーブに入る前の直線部分で早めにブレーキをかけ、十分速度を落としておく必要があります。

 

3.衝撃力

 

交通事故の大きさは、車が衝突したときに相手に与えたり、自分が受けたりする衝撃力の大きさに関係します。

衝撃力は速度と重量に応じて大きくなり、また固い物にぶつかるときのように、

衝撃の作用が短時間に行われるほどその力は大きくなります。

 

例えば、時速60kmでコンクリートの壁に激突した場合は、

約14mの高さ(ビルの5階程度)から落ちた場合と同じ程度の衝撃力を受けます。

 

高速運転するときは特に注意しましょう。

 

4.速度の影響

制動距離や遠心力などは、いずれも速度の2乗に比例して大きくなります。

速度が2倍になれば制動距離やカーブでの車の横すべりや

転倒をさせようとする力は、2倍になるのではなく、4倍になります。

 

カーブを曲がるときに働く力

運動している物体は、外から力を加えない限り同じ運動を続けるという現象があります。

これは、慣性の法則と呼ばれる現象で、

カーブや曲がり角を曲がるときは、この慣性の法則の一つである遠心力が働きます。

いくらハンドルを操作して、曲がろうとしても、

車には、今まで通りに真っすぐ進もうとする力が働きます。

そのため、カーブなどで曲がるときには、外側に倒れるような力がかかります。

遠心力は、速度の2乗に比例して大きくなり、また、カーブが急であるほど遠心力も大きくなります。

 

カーブなどでハンドルを切った場合に、速度が3倍になれば、遠心力は3×3で9倍に、

速度が4倍になれば、遠心力は4×4で16倍にもなります。

 

遠心力の影響で車は外側に行こうとしますので、

スピードによってはうまくカーブを曲がりきれずにガードレールに激突したり、

反対車線にはみだしてしまい対向車と正面衝突したり、車自体が外側に振れて横転したりする危険があります。

 

カーブでは、あらかじめ手前でスピードを落とし、遠心力を最小限に安全に曲がり切るようにしましょう。

 

車は急に止まれない

ブレーキをかけて自動車を止めるためには、

慣性の法則によって進み続けようとする車の慣性力を、タイヤの摩擦抵抗を利用する必要があります。しかしながら、摩擦抵抗はブレーキパッドなどの装置、タイヤと路面の状況によって大きく変化します。

 

 

ブレーキをかけてから車が止まるまでの距離を停止距離と言います。

停止距離は、次の空走距離と制動距離を足した距離のことを言います。

空走距離

危険を察知してブレーキをかけてから、ブレーキが効き始めるまでに車が走る距離

制動距離

ブレーキが効き始めてから、車が実際に停止するまでの距離

制動距離は、路面が雨で濡れていたり、タイヤがすり減っていた場合には、通常の2倍になります。

路面に雪が積もっていたり凍結していると、3倍以上にもなります。

 

制動距離は、速度の2乗に比例します。

スピードが出れば出るほど、止まるまでの時間が長くなり、危険を察知できても衝突してしまう恐れが高まります。

 

ブレーキをかけても止まらない場合がある

フェード現象

下り坂などで連続してフットブレーキ等を使い続けると、

ブレーキパッド等が過熱して摩擦力が減少し、ブレーキの効きが悪くなる

ペーパーロック現象

フットブレーキ等を使い続けるとブレーキパッド等が過熱した熱がブレーキ液に伝わり、ブレーキ液内に気泡が発生します。

この状態ではブレーキをかけても圧力が伝わらずに、ブレーキが効かなくなる。

 

 

下り坂などでは、あらかじめスピードを落とし、エンジンブレーキもあわせて適切に使うようにしましょう。

 

参考動画

 

 

これらの力をしっかりと理解しておけば、安全に運転が可能です。

とくに、安全に止まったり、曲がったりするには、スピードの出しすぎは厳禁です。

適切なスピードを守って安全に運転しましょう。

 

 

ホームへ

 

 

この記事に関連する記事一覧

comment closed

カレンダー
2019年9月
« 3月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
カテゴリー
記事内検索
プロフィール

自動車販売連合会の仕事と、自動車教習所のコンピュータシステムに長いこと携わってきました。わりと複雑な自動車免許の取り方を、わかりやすくご説明できればと、このサイトを立ち上げました。多くの方がスムーズに免許を取ることができるように望んでいます。by Kinsan

 

最近の投稿
JAF

自動車保険を比べよう!

インズウェブ自動車保険一括見積もり

車検も賢くしよう!
お車の高価買取
車がもらえるカーリース

ページの先頭へ

error: Content is protected !!