自動車運転免許を取ろう!技能教習・自動車の機構と運転装置の取り扱い

自動車運転免許を取ろう!技能教習・自動車の機構と運転装置の取り扱い

技能教習・自動車の機構と運転装置の取り扱い

クラッチとは

クラッチの目的と動作のしくみ

 

クラッチとはMT車(マニュアル車)に装備されている「動力伝達装置」です。

エンジンとトランスミッション(ギア)の間に設置してあり、

発進、停止、変速時にエンジンの力をトランスミッションに伝える、

または遮断する役割を担います。

 

トランスミッションとは変速機のことで、

エンジンからの動力を最適なトルクや回転数にしてタイヤに伝える装置です。

 

もっと簡略化していえば、クラッチはエンジンとタイヤの中間に存在していて、

エンジンの力をタイヤに伝えたり、伝えなかったりするために必要なパーツです。

 

MT車の運転席の足元には、左からクラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダルがあります。

 

クラッチペダルは通常、左足で踏みます。

 

このクラッチペダルを踏んでいるとクラッチがOFFになり、エンジンの動力はタイヤに伝わりません。また、クラッチを踏まないでいるとクラッチがONの状態になり、エンジンの動力がタイヤに伝わります。

 

なぜこのような仕組みになっているかといえば、

エンジンをかけた瞬間にいきなりタイヤが回り出すと車が急発進して危険だからです。

 

では、AT車にクラッチがないのはなぜでしょう。

実はAT車でもほとんどの車にはクラッチが備わっています。

 

AT車にはクラッチペダルがないだけで、

コンピュータ制御と油圧によって自動的にクラッチ操作が行われています。

オートマチックとはオートマチックトラスミッション、

 

つまりクラッチ操作を自動化した自動変速機を備えた車のことです。

 

半クラッチが必要な理由

 

 

基本的なことですが、MT車では走行中にギアチェンジをしたいと思ったとき、

クラッチペダルを踏み込んでクラッチがギアとつながっていない状態にします。

 

その間にシフトレバーでギアチェンジを行い、

クラッチペダルを元に戻すことでギアチェンジが完了します。

半クラッチというのはクラッチが半ばつながっている状態のことです。

クラッチペダルを踏み込んだ状態から少しずつ上げていくと、

途中からエンジンの動力が伝わり始めます。このつながりかけている状態が半クラッチです。

 

この半クラッチを使えば、エンジンの力をいきなりすべてタイヤに伝えるのではなく、

少しだけ伝えてタイヤが回り始めてから完全につなぐという流れができます。

 

すると車はスムーズに発進します。

 

半クラッチの操作に慣れれば、坂道発進や渋滞時の移動、

駐車などでもなめらかに車を動かせるようになります。

 

また、エンストを防ぐことにも役立ちます。

クラッチの構造を理解すると、車のメカニズムを少し深く知ることができます。

 

ブレーキとは

フットブレーキ

フットブレーキとは、走行中に足で操作するブレーキのことをいいます。

フットブレーキは基本的に油圧式ブレーキというものを使用しており、

ブレーキペダルを踏むとブレーキマスターシリンダーが油圧されて、各箇所のブレーキへ伝えられる。ブレーキにはディスクブレーキとドラムブレーキの2種類があります。

 

ドラムブレーキ

ドラムブレーキは、車輪とともに回転する円筒状のブレーキドラムの内側に、

ブレーキシューを押し付けて摩擦を発生させて回転を遅くする。

 

ドラムブレーキはディスクブレーキに比べて性能が低いと思われがちですが、

制動力ではディスクブレーキより優れている。

 

だが、構造上内部に熱がこもりやすく、ブレーキを多用すると本体が過熱し、

摩擦力が低下することがあり、フェード現象やベーバーロック現象が起こりやすい為、

ディスクブレーキが主流になっている。

 

フェード現象・・・ブレーキを連続使用すると熱が発生し一定温度を越えるとガスが発生してガス膜がブレーキの摩擦力を弱めること

 

ベーバーロック現象・・・油圧系で過熱すると起こる現象で、油圧系の内部液が過熱されることにより気泡ができて力が伝わらなくなること

 

ディスクブレーキ

ディスクブレーキは、円板上のディスクローターの両側に、

ブレーキパッドを押し付けて摩擦で回転を遅くする。

 

ディスク自体が露出している為、

放熱性に優れいて水などが付いても遠心力で飛ばされるので性能が損なわれることが少ない。

 

パーキングブレーキ

駐停車の際に使うブレーキをパーキングブレーキといい、

通常のフットブレーキが効かない場合などに非常用として設けられている。

よく聞くサイドブレーキもパーキングブレーキの1つである。

 

 

ABSとは

ABSとは、ホイールロックを防ぐシステム。

ホイールロック・・・急ブレーキをかけた際に、

止めようとする力が働きが大きくなり回転を止めてしまうこと。

タイヤの回転数を計測する車輪速センサーや減速の度合いを感知するセンサーなどで

ABSを制御するコンピューターが監視してホイールロックを起こしそうなタイヤがあると、

ブレーキ本体に送られる油圧を緩めるてホイールロックを防ぎます。

 

アンチロック・ブレーキ・システム(Antilock Brake System、略称:ABS

 

アクセルとは

基本的なアクセルの踏み方

アクセルは「右足の指の付け根あたりで踏む」のが基本です。

アクセルを踏み込むときは、かかとをフロアに付けてペダルに徐々に力を加えていきます。

ペダルを踏むというよりは、触るという言葉の方が合っているかもしれませんね。

 

一方で、アクセルをゆるめるときは、かかとをフロアに付けたまま、

足先に入れた力をゆっくりとゆるめていきます。

つまり、加速時も減速時もかかとはフロアに付けたままという事ですね。

 

悪いアクセルの踏み方

アクセルは踏み方を間違えると、最悪の場合事故に繋がりかねません。

例えば、足先だけでアクセルを踏むと、滑って踏み外してしまう可能性が有ります。

 

また、足全体でアクセルを踏むと速度の微調整が出来ないので、危険です。

上述した様に、右足の指の付け根あたりを常に意識してアクセルを踏む様にしましょう。

 

アクセルの踏み方でドライバーの性格が同乗者に伝わります。

同乗者の不安を煽る様なアクセル操作ではなく、安心出来るアクセル操作を心がける様にしましょう。

 

周りの状況に合わせてアクセルを利用

アクセルは走行時の周りの状況に応じて使い分ける事が必要です。

例えば、低速で一定走行をする場合は、

アクセルのオンオフを繰り返す事で前を走る車との距離を一定に保ちます。

 

また、渋滞時には前との車間距離が開いたらアクセルを軽く踏み、

車間距離が狭くなったらブレーキでの減速を繰り返します。

 

高速道度への合流や追い越しをする際には、一気に加速する事が必要です。

そこで、アクセルを一気に踏み込んでギアを低速に切り替える「キックダウン」を利用しましょう。

 

ハンドルとは

ハンドルの持ち方

的確なハンドル操作を行うためには、正しくハンドルを持つことが重要です。
ハンドル操作は、カーブ走行・交差点での右左折時の曲がる動作だけでなく、

直進走行時にクルマがふらつくことなく、

できるだけ走行レーンの真ん中をキープし安心・安全に走行するためにも重要な操作です。

 

走行中は路面の凹凸・段差等でハンドルが左右に取られたり、

想定していた以上に大きなカーブや障害物回避のための急ハンドル・急ブ?レーキ等、ちょっとした不測の事態が頻繁に発生していますね。

 

また、旋回時は遠心力によって、体が揺さぶられますね。

そんな時にもできるだけ安心・安全に、

ドライバーの意図通りにハンドル操作を行うための、‘ハンドルの持ち方’を解説します。

ハンドルの持つ位置は9時15分付近

ハンドルの持つ手の位置を9時15分に合わせると、

自然に両脇が少し締り、胴体で腕を支えることができ、腕が疲れにくくなります。

 

9時15分より高い位置にすると脇が空いてしまい、疲れやすくなるとともに、

凹凸・段差等でハンドルが取れやすくなります。

逆に9時15分より低い位置にすると、ハンドルを回す操作が窮屈になります。

 

また、9時15分の位置は、両手でハンドルを持ったままで、

ハンドルをもっとも大きく切ることができ、咄嗟のハンドル操作にも対応しやすくなります。

個人の体型(背丈や手の長さ)や体の動かし方の癖によっては、

9時15分ピッタリに合わせるとかえってハンドルを持ちにくい場合もあります。

そんな場合は少し高い位置に合わせても構いません。

目安として9時15分~10時10分の間で調整しましょう!

 

長時間の運転で腕が疲れないために、9時15分より少し低い、

8時20分を推奨するケースもあります。

 

確かに見通しが良く、交通量の少ない道を長時間運転する場合は、

より手の位置を下げて、8時20分に合わせたほうが楽かもしれません。

ただ、交通量の多い街中や、カーブの続く山道などでは、

臨機応変なハンドル操作が必要になる場合がありますので、9時15分をおススメします。

 

手のひらで、軽くハンドルを前に押すように持つ

ハンドルを持つ時に、まず、親指はハンドルの内側に軽く添え、

他の指はハンドルを軽く握るよう持ち、手首、肘、肩の力を抜きましょう。

運転に不慣れな方は、緊張して、ついつい力をいれてしまいがちですが、

力むとかえって微妙なコントロールが難しくなりますので、できるだけリラックスさせることが大切です。

 

ハンドルの持ち方で、教習所でもあまり教わらない重要なポイントとして、

指先、手首、肘、肩をリラックスさせながらも、手のひらで軽くハンドルを押すように持つことです。

 

そうすることで、その反力で背中をシートにしっかり押しつけて運転姿勢を固定させることができ、

凹凸・段差等でハンドルが取れそうな時やコーナーで遠心力がかかる時にも、

体とハンドルの距離を一定に保ち、しっかりハンドル操作をすることができます。

 

 

 

ホームへ

 

comment closed

カレンダー
2019年11月
« 3月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
カテゴリー
記事内検索
プロフィール

自動車販売連合会の仕事と、自動車教習所のコンピュータシステムに長いこと携わってきました。わりと複雑な自動車免許の取り方を、わかりやすくご説明できればと、このサイトを立ち上げました。多くの方がスムーズに免許を取ることができるように望んでいます。by Kinsan

 

最近の投稿
JAF

自動車保険を比べよう!

インズウェブ自動車保険一括見積もり

車検も賢くしよう!
お車の高価買取
車がもらえるカーリース

ページの先頭へ

error: Content is protected !!